大気中光電子収量分光(PYSA)の原理
オープンカウンターの電子計数原理
装置の構成
ACシリーズは、理化学研究所に所属していた宇田応之博士が発明した、大気中で光電子を計数できるオープンカウンターを利用した大気中光電子収量分光装置です。
大気中光電子収量分光は、PYSA(Photoemission Yield Spectroscopy in Air)と呼ばれます。
PYSAでできることは、多岐にわたります。
仕事関数・イオン化ポテンシャルといった電子状態を表す物理量の測定。
物質表面に形成されたナノメートルオーダーの極薄膜の膜厚の測定。
表面に吸着した単分子膜の検出。
これらの原理について説明します。
大気中光電子収量分光(PYSA)の原理
オープンカウンターの電子計数原理
装置の構成
仕事関数・イオン化ポテンシャルの測定
膜厚の測定
汚染測定・単分子吸着の測定
接触電位差
ケルビンプローブ
仕事関数・イオン化ポテンシャルとは何か
仕事関数・イオン化ポテンシャルの定義
電子状態図
仕事関数を決める要因
表面吸着による仕事関数の変化