半導体製造(前工程)の現場

半導体製造の各工程では、様々なガスが使用されています。各工程で使用される主なガスと対応した主なガス検知器を、製造工程のイラストを交えてご紹介しています。

半導体製造工場の前工程➀

半導体製造工場の前工程➁

多結晶Si製造

多結晶シリコンを作るために、金属シリコンを塩酸(HCI)に溶かしてトリクロロシラン(SiHCI3)を精製、高純度化します。
さらに、SiHCI3と超高純度の水素(H2)を反応器(ベルジャー)で反応させ棒状の多結晶|シリコンを析出・成長させます。

危険性

原料ガスや副生成ガスには、可燃性ガスの水素(H2)や、毒性ガスのトリクロロシラン(SiHCI3)、塩化水素(HCI)などが含まれているため、万一の漏洩には注意が必要です

単結晶Siインゴット製造

シリコン酸化膜

シリコン窒化膜

リソグラフィ

CVD

PVD

エピタキシャル

不純物拡散

イオン注入法(インプラ)

エッチング

CMP、洗浄、アッシング

ガス検知器はこんな用途で使用されています

下記の用途には定置式ガス検知部がおすすめです!

  • ・作業者がいる環境雰囲気の安全確認用として
  • ・製造施設や装置からの漏洩検知用として


下記の用途にはポータブルガス検知器がおすすめです!

  • ・作業者の安全対策を強化したい
  • ・保守点検作業前の残留ガス確認から、作業中の安全確認、配管接続部(ユニオン)の密封状況確認まで、客観的な数値で安全管理したい
  • ・ガス漏洩が発生した時に、漏洩箇所を特定したい