発電の現場

火力発電やバイオマス発電などの現場では、原料となる可燃性ガスの漏洩や毒性ガスが発生する危険があります。事故を防止するために、各工程でガス検知器が使用されています。

火力発電の現場(石炭・石油汽力発電)

石炭サイロ

石炭船で運ばれた石炭は、ベルトコンベヤで石炭サイロへ送られ、一時的に貯蔵されます。

危険性

石炭は水分や酸素と反応することで、自然に発熱することがあります。
放熱よりも発熱が多いと自然発熱が起こり、最終的には自然発火に至ります。
自然発熱の状態では、熱と共に一酸化炭素(CO)や二酸化炭素(CO2)が発生します。

使われています! ※クリックで詳細へ

定置型吸引式CO用検知部

防爆ポンプ

Model:RP-D58

石炭サイロ払い出しコンベヤ

石炭バンカー

石油タンク

ボイラー

タービン発電機

復水器

変電所

排煙脱硝装置

LNGローディングアーム

LNGタンク

NG母管・ガスタービン

ガスタービンエンクロージャー

その他発電の現場(バイオガス発電)

バイオガス発電は、家畜の糞尿、食品廃棄物、下水道・汚水などの有機ゴミを発酵させて可燃性のバイオガス(メタン)を取り出し、ガスエンジンやガスタービンで発電させます。

危険性

バイオガスのメタン(CH4)漏洩に注意が必要です。

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定置型可燃性ガス用検知部

可燃性ガス検知部

Model:GD-A80

その他発電の現場(木質バイオマスガス化発電)

木質バイオマスガス化発電は、木材チップなどを高温でガス化し、そのガスをガスエンジンやガスタービンで燃焼し、発電します。

危険性

熱分解でガス化した木質ガスには高濃度の一酸化炭素(CO)や、水素(H2)などが含まれているため、ガスの漏洩に注意が必要です。

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その他発電の現場(地熱発電)

地熱発電は、地下1,000m~3,000mにある地熱貯留槽から取り出した地熱流体の蒸気でタービンを回し発電します。
地熱流体、及びその蒸気には、二酸化炭素(CO2)、硫化水素(H2S)、アンモニア(NH3)、メタン(CH4)や、二酸化硫黄(SO2)を含んでいます。

危険性

地熱流体の蒸気には有害なガスが含まれているため、設備の各工程で漏洩に注意が必要です。

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作業者用H2S、SO2ガス検知器

ポータブルガスモニター

Model:GX-3R Pro

ガス検知器はこんな用途で使用されています

下記の用途には定置式ガス検知部がおすすめです!

  • ・作業者がいる環境雰囲気の安全確認用として
  • ・ピットや密閉空間等、ガスが滞留しやすい場所の安全確認用として
  • ・施設や装置からの漏洩検知用として


下記の用途にはポータブルガス検知器がおすすめです!

  • ・作業者の安全対策を強化したい
  • ・保守点検作業前の残留ガス確認から、作業中の安全確認、及び、配管接続部の密封状況確認まで、客観的な数値で安全管理したい
  • ・万一のガス漏洩時に、漏洩箇所を特定したい