ACシリーズ
活用事例

様々な研究分野で活用されるAC シリーズの測定実例をご紹介します。
未来を創る皆様の研究にも、ぜひ、お役立てください。

金(Au)、シリコン(Si)、銅フタロシアニン(CuPc)の測定

・金属である金(Au)の光電子放出しきい値は仕事関数と解釈されます。
・半導体であるシリコンの光電子放出しきい値は価電子帯最上端のエネルギーと解釈されます。
・有機材料である銅フタロシアニンの光電子放出しきい値はHOMOのエネルギーと解釈されます。

➡金属の光電子放出しきい値は、仕事関数と呼ばれます。
➡半導体・有機材料の光電子放出しきい値はイオン化ポテンシャルと呼ばれています。

Fig.1 金(Au), シリコン(Si), 銅フタロシアニン(CuPc)の測定例

Fig.1に金(Au)、シリコン(Si)、銅フタロシアニン(CuPc)の測定データの例を示します。
このグラフの横軸は、照射光のエネルギー(Photon energy)です。
この単位はeV(エレクトロンボルト)です。
このグラフの縦軸は、光電子の放出数の平方根(Photoemission yield)1/2です。
単位はCPS(Count per Second)です。つまり1秒間に数えた電子の数です。
赤い点は金(Au)、緑の点はシリコン(Si)、青い点は銅フタロシアニン(CuPc)の測定結果を示しています。
金は4.77eVを境に光電子が放出されています。
このエネルギーを光電子放出しきい値と呼びます。
この測定例においては、金の光電子放出しきい値エネルギー、すなわち、仕事関数は4.77eVと読み取ることができます。
同様にシリコンと銅フタロシアニンのイオン化ポテンシャルは、それぞれ4.99eVと5.23eVと読み取ることができます。

  仕事関数やイオン化ポテンシャルは、物質だけでなく、表面の状態でも変化するので、測定の際は物質の取り扱いに注意が必要です。

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